ローランド・エメリッヒ
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ローランド・エメリッヒ(Roland Emmerich,1955年11月10日 - )は、スケールの大きな映画を製作することで有名なハリウッドの映画監督である。ドイツ人。
10代の頃から絵画と彫刻を学び、シュトゥットガルト芸術大学を卒業。
1977年、ミュンヘンの映画テレビ・アカデミーでプロダクション・デザインを学ぶ。
1983年、卒業作品として長編映画『スペースノア』を監督。この作品は1984年のベルリン映画祭のオープニング作品として上映され、また、世界20カ国以上で公開された。この成功で自身の製作会社セントロポリス・フィルム・プロダクションを設立。
1990年、『MOON44』が認められてハリウッドへ。1992年、ジャン=クロード・ヴァン・ダムを主役にすえたSFアクション作品『ユニバーサル・ソルジャー』でハリウッドデビュー第1作目を完成、興業的には今ひとつだったものの、注目を集める。
1996年、『インデペンデンス・デイ』で大成功を収め、一流監督の仲間入りを果たす。
その後、1998年の『GODZILLA』は興行的に失敗に終わるものの、現在まで大作を作り続けている。『インデペンデンス・デイ』以降は、いわゆる「ディザスター(災害)もの」(パニック映画)の監督として知られる。
製作、製作総指揮を務めた作品も多い。