ストラディオット
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ストラディオット(ストラティオタイ)(語源はギリシャ語の「戦士」を意味する単語から)とは、中世末期からルネッサンスにかけてイタリアの諸都市やバルカン半島といった南欧諸国においてイスラム勢力の軽装騎兵に対抗するために彼らを参考に組織された軽装騎兵。主にギリシャ人、クロアチア人、アルバニア人、ダルマティア人などイスラム勢力に比較的に近い位置に存在するバルカン半島の傭兵からなっていた。合成弓、湾刀、メイス、石突も穂先になった槍(アセガイ)などを装備していたが、戦法としては騎槍による突撃といった白兵戦よりも投げ槍による間接攻撃が主だった。また軽騎兵ではあるがイタリア製の甲冑を着ることもあった。
こうしたバルカン半島の傭兵で組織された軽装騎兵(ハンガリーのハサー、ワラキアのカラーシ)はポーランドの軽装騎兵(ウィングハサー、ウーラン)と並んで後のオスマントルコの軽装騎兵や発展する火器には有効であり、軽装騎兵の概念が芽生え始めた当時のヨーロッパ諸国において重宝された。
[編集] 参考
- 武器甲冑図鑑
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