スパム電話
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スパム電話( -でんわ)とは、迷惑電話の一種で、受話者の状況や意志に関わらず、無差別に一方的にかかってくる電話のこと。送話者の悪意の有無にかかわらず、受話者が不快感を感じるかどうかによる。
名称は電子メールにおけるスパムに由来する。略して「スパ電」と言うこともある。「オレオレ詐欺」のように、受話者を騙して詐欺・脅迫行為をはたらくことが主目的である電話は含まれない。
内容は主にセールス(電話勧誘販売)の類が多く、社名などを名乗らずに個人名を指名してかけてくるという特徴があることから、名簿業者から個人情報を違法に取得しているか、正規に取得した個人情報の利用目的に違反している恐れもある。
相手に対して拒否の意思表示をしても、大抵は送話者を変えて何度もかけてくることから、受話者にとっては迷惑行為の一つであり、不快感を与える電話(通話)である。最近ではこれの変形として、ファクシミリに無差別に広告を送信する「スパムFAX」なども増加傾向にある。