スーパーオトメ

スーパーオトメは、日本の競走馬。1勝馬ではあるが、デビュー前に高速道路を疾走したことで有名になった。

デビュー前の1996年 1月25日、物音に驚き大井競馬場の馬洗い場から脱走、そのまま平和島出入口から首都高に入り、空港西出入口まで2.2km、一般道も含めて3.5km疾走した。このことが話題になり、スポーツ新聞などを賑わせた (首都高速競走馬侵入騒動)。

馬体に異常はなく9日後の2月3日にデビューを果した。高速道路を無事に走ったことから交通安全のお守りにと馬券で人気になり、1番人気に推されたが結果は5着。2戦目でも1番人気に推された。競走馬としては7戦目での1勝のみに終えたが、無事に引退した。

また、地方競馬1勝馬の身ながら20世紀の名馬Dream Horses2000で468位に選ばれた。

[編集] 引退後

現在は繁殖牝馬として供用されている。なお、繁殖入りした直後も牧場を脱走したという後日談もある。引退直後、一部マスコミに大井時代の話題性で繁殖牝馬になれたという記述が見られたが、半兄に中央競馬の重賞勝ち馬チアズアトムがおり、実際のところは血統面からの期待も少なからずある。

2002年に父サクラテルノオーの牝馬、2004年に父マルターズライオンの牡馬を出産している。2004年に生まれた仔は「ハシルコウソクドウ」と名付けられ、荒尾競馬場でデビューした。

1995年に登場したレースゲームデイトナUSAのセガサターン版では隠し要素で車に混じって馬で走ることが出来た。スーパーオトメが高速道路を走る前の話で、実際このようなことは起こらないだろう、と言われていたが、本当に起こってしまった。

スーパーオトメの血統　（プリンスリーギフト系／アウトブリード）
父ヒダショウウン 1979　鹿毛	*ファバージ 1961　鹿毛	Princely Gift	Nasrullah
			Blue Gem
		Spring Offensive	Legend of France
			Batika
	ヒダクイン 1971　黒鹿毛	*サミーデイヴィス	Whistler
			Samaria
		ガーネツト	トサミドリ
			サンキスト
母エルメススキー 1980　黒鹿毛	マルゼンスキー 1974　鹿毛	Nijinsky	Northern Dancer
			Flaming Page
		*シル	Buckpasser
			Quill
	エルメスセダン 1973　鹿毛	*セダン	Prince Bio
			Staffa
		*リスク	Wild Risk
			Amalfi F-No.20-a