スーパーパワーズカップ
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スーパーパワーズカップ(Super Powers Cup)は、かつて行われていたラグビーの国際大会である。本項では2003~2004年のスーパーパワーズカップと2005年のTOSHIBAスーパーカップを合わせて記述する。
2003年にIRBが、日本・米国・ロシア・中国の4ヶ国による1回戦総当たり戦として創設したが、SARSの流行のため中国がこの年の大会への参加を取りやめ、3ヵ国によって行われた。また、米国はロシア戦にフル代表ではなくA代表を派遣し、これを下したロシアが優勝した。米国が2位、日本は2敗で3位に終わった。
2004年は、東芝の特別協賛となり、TOSHIBAスーパーパワーズカップとして日本で開催された。中国は他の参加国に実力が遠く及ばないため結局参加せず、替わってカナダが加わってのトーナメント方式となり、日本がロシアとカナダを破って優勝した。
2005年は前年同様、日本で4ヶ国によるトーナメント方式で開催されたが、ロシアに替わってルーマニアが参加し、「超大国カップ」という従来の名称と実態との乖離が大きくなったため、「TOSHIBAスーパーカップ」に改称された。 優勝したのはカナダで、米国と日本を破った。
2006年にIRBパシフィックファイブネイションズ(現・IRBパシフィック・ネイションズ・カップ)が創設されたことなどにともない、スーパーカップは廃止された。