セスナ
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セスナは1927年に設立されたアメリカの軽飛行機・ビジネス機のメーカーである。
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[編集] 歴史
創立者のクライド・セスナは1911年に自作の飛行機を飛ばしたパイロットで、1925年にウオルター・ビーチ(ビーチクラフトの創立者)、ロイド・ステアマンとともにトラベルエア社を設立し、社長になったが、セスナが単葉にこだわったと伝えられる意見の対立から、独立し1927年9月、カンザス州ウィチタにセスナ社を設立した。大恐慌で1931年に解散したが、甥のドゥエイン・ウォレスが再建した。
戦後、複座の120型単発機を約5年間で2,000機余りを生産し、その後継の140、150、170各シリーズも成功し軽飛行機市場では圧倒的なシェアを獲得した。
また、1971年9月に初飛行したサイテーション・シリーズではビジネスジェットの市場を開拓した。
セスナ機という言葉は「小型軽飛行機」の代名詞のように用いられることがままある。セスナ社が1956年から販売している172型スカイホークが30000機以上売れ現在でも生産されている大ベストセラーとなった事がその理由であると思われる。実際には、セスナ社以外にもパイパー、富士重工など、小型機を作っている飛行機メーカーはたくさんある。
[編集] 機種
- 小型機(Single Engine)
- スカイホーク(現在のモデルは172R)
- スカイホーク SP
- スカイレーン
- ターボ スカイレーン
- ステイショネア
- ターボ ステイショネア
- 汎用機
- キャラバン
- スカイマスター・スーパースカイマスター - 機体の前後にプロペラを持った独特のスタイルを持つ双発機。
- ビジネスジェット
- サイテーションX
- サイテーション Sovereign
- サイテーション Excel
- サイテーション Encore
- サイテーション Bravo
- サイテーション CJ3
- サイテーション CJ2
- サイテーション CJ1
- サイテーション Mustang
- 練習機
- 526 JPATS サイテーションジェットトレーナー - JPATS向けのジェット戦闘機
- JPATS(Joint Primary Aircraft Training System) - 海・空軍統合初級練習機計画
- T-37 トゥーイート - 米空軍が中等練習機として採用した並列複座の双発練習機
- 526 JPATS サイテーションジェットトレーナー - JPATS向けのジェット戦闘機
- 攻撃機(COIN機)
- A-37ドラゴンフライ - T-37の改良型
- O-2A/B - 汎用機であるスーパースカイマスターの軍用型