1925年
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世紀: | 19世紀 - 20世紀 - 21世紀 |
10年紀: | 1900年代 1910年代 1920年代 1930年代 1940年代 |
年: | 1922年 1923年 1924年 1925年 1926年 1927年 1928年 |
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1925年(せんきゅうひゃくにじゅうごねん)は、木曜日から始まる平年である。
目次 |
[編集] 他の紀年法
- 干支:乙丑
- 日本(月日は一致)
- 中国(月日は一致)
- 中華民国暦14年
- 朝鮮(月日は一致)
- 阮朝(ベトナム)
- 啓定9年12月7日 - 啓定10年11月16日
- モンゴル人民共和国(月日は一致)
- モンゴル人民共和国15年
- 仏滅紀元:2467年~2468年
- イスラム暦:1343年6月5日~1344年6月15日
- ユダヤ暦:5685年4月5日~5686年4月14日
- 修正ユリウス日(MJD):24151~24515
- リリウス日(LD):124992~125356
※檀紀は、大韓民国で1948年に法的根拠を与えられたが、1962年からは公式な場では使用されていない。
※主体暦は、朝鮮民主主義人民共和国で1997年に制定された。
[編集] できごと
- 1月1日 - 娯楽雑誌『キング』が創刊される。
- 1月3日 - イタリアのベニート・ムッソリーニが独裁を宣言する。
- 1月20日 - 日ソ基本条約が結ばれ、日本はソ連を承認する。
- 1月 - レフ・トロツキー失脚。
- 2月17日 - ハワード・カーターがエジプトの王家の谷でツタンカーメンの王墓を発見する。
- 2月 - 国家社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)再建。
- 3月22日 - 東京放送局(日本放送協会の前身)がラジオ放送を開始する。
- 4月18日 - 国際アマチュア無線連合結成総会、パリ大学で開催。
- 4月22日 - 治安維持法が公布される。
- 4月26日 - ドイツ大統領選挙にパウル・フォン・ヒンデンブルクが当選する。
- 4月28日 - イギリスが金本位制に復帰。
- 5月1日 - キプロスが英国の直轄植民地となる。
- 5月5日 - 普通選挙法が公布され、25歳以上の男子に選挙権が認められる。
- 5月30日 - 上海でイギリス警察隊が中国人労働者に発砲する(五・三〇事件)。
- 6月17日 - 毒ガス・細菌兵器の使用を禁止したジュネーブ議定書ができる。
- 6月 - ベトナムでホー・チ・ミンがベトナム青年同志会を結成する。
- 7月1日 - 中国の広東に国民政府が成立する。
- 8月8日 - クー・クラックス・クランがワシントンD.C.で第1回全国大会を開催する。
- 9月20日 - 東京六大学野球のリーグ戦が始まる(10月19日、早慶戦が復活)。
- 10月10日 - 北京に故宮博物院が開設。
- 11月9日 - ドイツの国家社会主義ドイツ労働者党にアドルフ・ヒトラーを保護する組織としてナチス親衛隊が設立される。
- 11月13日 - 東京帝国大学に地震研究所が設立される。
- 11月 - 柳田国男が、雑誌「民族」を創刊。民俗学と民族学の連携を提唱。
- 12月1日 - ライン国境の現状維持と不可侵などを約したロカルノ条約が調印される。
- 12月12日 - レザー・ハーンがペルシア皇帝(シャー)に即位する(パフラヴィー朝の成立)
- 12月18日 - ソ連で第14回共産党大会が開かれ、ヨシフ・スターリンの一国社会主議論が採択される。トロツキーの永続革命論は排除される。
- 12月28日 - 大日本相撲協会(現・日本相撲協会)が設立される。
[編集] 月日不詳
- 芦ノ湖にブラックバスが放流される。
- ボルカ・ドン運河が開通。
- 同人雑誌『青空』が創刊
- 米国でクライスラー社が設立される。
- ハイゼンベルクが量子力学の行列表示を行う行列力学に到達する。
- 米国テネシー州で進化論を教えることを禁ずる州法を犯した高校教師が裁判にかけられる。
- 東京港に日の出桟橋が建設される。
- 帝国女子医学専門学校(東邦大学の前身)が設立される。
- シリウスの伴星として白色矮星が発見される。
- 丸善が初めて『理科年表』を発行する。
- 雪印乳業の前身の北海道製酪販売組合が設立される。
- レニウムが発見される。
- フランスのカルメットとゲランが弱毒化したウシ型結核菌を『BCG』と命名。
- アドルフ・ヒトラー『我が闘争』。
- 細井和喜蔵『女工哀史』。
- 梶井基次郎『檸檬』。
[編集] 芸術・文化・ファッション
- 1925年の映画
[編集] 誕生
- 1月14日 - 三島由紀夫、小説家・劇作家(+ 1970年)
- 1月26日 - ポール・ニューマン、俳優
- 2月2日 - 大橋節夫、歌手、スチールギター奏者(+ 2006年)
- 2月8日 - ジャック・レモン、俳優(+ 2001年)
- 2月16日 - 冨田弘一郎、天文学者(+ 2006年)
- 2月20日 - 栃錦清隆、大相撲第44代横綱(+ 1990年)
- 2月20日 - ロバート・アルトマン、映画監督
- 2月27日 - 豊田章一郎、実業家
- 3月4日 - ポール・モーリア、作曲家・指揮者(+ 2006年)
- 3月12日 - 江崎玲於奈、物理学者
- 3月16日 - ルイス・ミラモンテス、化学者(+ 2004年)
- 3月17日 - 小尾信彌、天文学者
- 3月23日 - 潮健児、俳優
- 3月26日 - ピエール・ブーレーズ、作曲家・指揮者
- 4月25日 - 富永一朗、漫画家
- 4月26日 - 胡桃沢耕史、作家(+ 1994年)
- 5月1日 - 大道寺小三郎、みちのく銀行元会長(+ 2005年)
- 5月10日 - 橋田壽賀子、脚本家
- 5月19日 - マルコムX、黒人運動指導者(+ 1965年)
- 5月19日 - ポル・ポト、カンボジアの革命家・政治家(+ 1998年)
- 5月28日 - ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、バリトン歌手
- 6月6日 - 大滝秀治、俳優
- 6月25日 - 加藤芳郎、漫画家(+ 2006年)
- 7月15日 - 出羽錦忠雄、大相撲の力士・元関脇(+ 2005年)
- 8月13日 - 佐野浅夫、俳優
- 8月27日 - 丸谷才一、作家・英文学者
- 9月20日 - ラーマ8世、タイ・チャクリー王朝第8代国王(+ 1946年)
- 9月28日 - シーモア・クレイ、スーパーコンピュータ設計者(+ 1996年)
- 10月2日 - 海野和三郎、天文学者
- 10月13日 - マーガレット・サッチャー、英国首相(在任 1979年 - 1990年)
- 10月13日 - 森本哲郎、評論家・元東京女子大学教授
- 10月20日 - 野中広務、元自民党衆議院議員・元京都府副知事
- 11月6日 - 桂米朝 (3代目)、落語家、人間国宝
- 11月16日 - 草場良八、第12代最高裁判所長官
- 11月20日 - ジューン・クリスティ、ジャズ歌手(+ 1990年)
- 12月3日 - 金大中、第15代韓国大統領
[編集] 死去
- 2月15日 - 木下利玄、歌人(* 1886年)
- 3月12日 - 孫文、辛亥革命の指導者・中華民国臨時大総統(* 1866年)
- 3月30日 - ルドルフ・シュタイナー、神秘主義の思想家(* 1861年)
- 6月1日 - トーマス・R・マーシャル、第28代アメリカ合衆国副大統領(* 1854年)
- 6月22日 - フェリックス・クライン、数学者(* 1849年)
- 7月1日 - エリック・サティ、作曲家(* 1866年)
- 7月26日 - ゴットロープ・フレーゲ、数学者・論理学者・思想家(* 1848年)
- 8月5日 - ジョルジュ・パラント、思想家・哲学者(* 1862年)
- 10月9日 - フーゴー・プロイス、法学者(* 1860年)
- 10月31日 - ミハイル・フルンゼ、ロシア革命時のボルシェヴィキ指導者(* 1885年)
- 11月20日 - アレクサンドラ、イギリス王エドワード7世の妃(* 1844年)
- 12月20日 - エドワード・モース、動物学者(* 1838年)
[編集] ノーベル賞
- 物理学賞 - ジェイムス・フランク、グスタフ・ヘルツ
- 化学賞 - リヒャルト・ジグモンディ
- 生理学・医学賞 - 受賞者なし
- 文学賞 - ジョージ・バーナード・ショー
- 平和賞 - オーステン・チェンバレン (Sir Austen Chamberlain)、チャールズ・ドーズ