ゼロックス
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ゼロックス(Xerox)は、アメリカ合衆国の企業(Xerox Corporation,NYSE:XRX)で、1960年に電子写真複写機を商用化(xerox914)し、大成功を収めた。同社名「ゼロックス」は複写機(コピー機)の代名詞、あるいはコピーする行為そのものを指す用語として用いられるほど広く認知された商標となった。発祥地はニューヨーク州ロチェスター。現在の本社はニューヨーク市に程近いコネチカット州スタンフォード。
現在ではドキュメントを紙文書・電子データ問わず総合的に管理するソリューションを提供する企業として活動する。
かつて、パロアルト研究センター(Xerox Palo Alto Research Center)で先進的な研究を行いながら、その商業化には成功しなかったといわれた。しかし、GUI、Smalltalk、Alto、マウス、イーサネットなどコンピュータ業界に広く影響を与えた技術の源流となったことは注目される。
[編集] コーポレート・スローガン
「The Document Company XEROX」
[編集] 関係会社
- 富士ゼロックス(1962年、当時の英国現地法人ランク・ゼロックス(現ゼロックス・リミテッド)と富士写真フイルム(現富士フイルムホールディングス)の合弁で日本の現地法人として創業)
- ゼロックス・リミテッド社(イギリスの欧州現地法人)