タジキスタンの国際関係
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タジキスタンの国際関係(たじきすたんのこくさいかんけい)ではタジキスタンとそのほかの国の関係について述べる。
タジキスタンは独立した時に中華人民共和国と国境について互いに合意をしていなかった。2002年、国境について合意がなされ、中国が主張していたパミール高原の28,000km²のうち、1,000km²を中国側へ渡すことで合意した。他にも領土問題を抱えており、ウズベキスタンとは国境再策定のための交渉を始めている。しかし、イスファラをめぐるカザフスタンとの交渉は遅れをとっている。
海外からの要求に応える形でタジキスタン政府は薬物根絶運動を展開し、不法な大麻やアヘンの製造を制限、その結果1998年にはわずかな量しか製造されなくなった。それでもタジキスタンは薬物の密輸において中東とヨーロッパやロシアをつなぐ重要な拠点となっている。中央アジアで押収される量の約80%はタジキスタンで押収されており、これは世界で押収される鎮痛剤(ヘロインなど)の3分の1にあたる量である。
[編集] 加盟している国際機関
- アジア開発銀行(ADB)
- 独立国家共同体(CIS)
- 欧州・大西洋パートナーシップ理事会(EAPC)
- 欧州復興開発銀行(EBRD)
- 欧州経済委員会(ECE)
- 経済協力機構(ECO)
- アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)
- 国際連合食糧農業機関(FAO)
- 国際原子力機関(IAEA)
- 国際復興開発銀行(IBRD)
- 国際民間航空機関(ICAO)
- 国際刑事裁判所(ICC)
- 国際赤十字(ICRM)
- 国際開発協会(IDA)
- イスラム開発銀行(IDB)
- 国際農業開発基金(IFAD)
- 国際金融公社(IFC)
- 国際赤十字赤新月社連盟(IFRCS)
- 国際労働機構(ILO)
- 国際通貨基金(IMF)
- 国際オリンピック委員会(IOC)
- 国際移住機関(IOM)
- 国際電気通信連合(ITU)
- イスラム諸国会議機構(OIC)
- 化学兵器禁止機関(OPCW)
- 欧州安全保障協力機構(OSCE)
- 平和のためのパートナーシップ(PFP)
- 上海協力機構(SCO)
- 国際連合(UN)
- 国際連合貿易開発会議(UNCTAD)
- 国際連合教育科学文化機関(UNESCO)
- 国際連合工業開発機関(UNIDO)
- 万国郵便連合(UPU)
- 世界税関機構(WCO)
- 世界労働組合連盟(WFTU)
- 世界保健機構(WHO)
- 世界知的所有権機関(WIPO)
- 世界気象機関(WMO)
- 世界貿易機構(WTO)(オブザーバー)