タスクバー
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タスクバーは、Windows 95以降の画面の真下 (設定により変更可能) に表示される横長の棒。ここにスタートボタンやアプリケーションウィンドウが格納される。
設定を変えれば、非表示にしたり、マウスカーソルをタスクバー付近まで動かしたときにのみ表示したりすることもできる。
また、Windows以外のオペレーティングシステム、あるいはデスクトップ環境でもタスクバーに類する機能を有するものが存在する。
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[編集] Windowsにおけるタスクバーの役割
[編集] スタートボタン
タスクバーの左にある「スタート」と書いているのがスタートボタンである。スタートボタンを押すと「それぞれのプログラムを開始」「パソコンの設定」「ログオフ・終了」などができる。パソコンを起動すると、基本的に最初に押すボタンである。
[編集] クイック起動
よく使うアプリケーションを登録する場所である。ここに登録しておくとアイコンが表示され、そのアイコンを一度クリックするだけで素早く起動させることができるようになる。デスクトップがウィンドウに遮られて見えない状態でもクイック起動のボタンは表示されると言う所に利点がある。また、ソフトをセットアップすると自動的に設置されるものもある。その場合でも任意に削除が可能である。
アイコンを追加するごとに表示領域が横へと広がるが、Windows XP以降ではデフォルトで3つ以上アイコンが登録されていると自動で省略表示を出来るようになった。
[編集] ウィンドウ
ウィンドウが表示されていると、タスクバーにウィンドウの名前とアイコンが記載されたバーが登録される。ウィンドウを閉じると自動的にバーは消える。項目数が多くなると2段目以降が自動で隠れる多段表示方式になる。
Windows XPからはウインドウがたくさん開いたとき、同じ種類のソフトウェアは複数まとめて表示されるようになっている。
[編集] タスクトレイ
常に使うソフトが登録されている。パソコンによって全く表示が変わる箇所である。Windowsではタスクバーの右に存在する。ファイアーウォールなど、パソコンの状態によってアイコンが変わるソフトもある。
ソフトウェアの種類によっては最小化時タスクトレイに格納されるものやタスクトレイで起動するものも存在する。また、通常タスクトレイに格納できないソフトウェアを強制的にタスクトレイへと格納するツールも存在する。