タンザン鉄道
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タンザン鉄道(TAZARA、タンザニア・ザンビア鉄道)は、タンザニアのダルエスサラームと、ザンビアのカピリムポシを結ぶ鉄道。
[編集] 概要
ザンビアはカッパーベルトを擁する銅鉱石の産地で、当時イギリス領だった南ローデシア(現在のジンバブエ)を経由して南アフリカから輸出されていた。しかし1965年に南ローデシアがイアン・スミス自治政府首相によって一方的に独立を宣言、アパルトヘイト政策を実行すると国際連合は経済封鎖を実行。ローデシアとの通商を閉ざしてしまうが、これによってザンビアは銅鉱石の輸出が殆ど不可能になり、経済的に苦境に陥った。
このためローデシアを経由せずタンザニアのダルエスサラームから輸出することを目的として、1970年中華人民共和国の援助によって建設を開始。1975年に完成した。全長は、1859km。
[編集] 経由
ザンビア
- カプリムポシ - ザンビア鉄道と接続
- セレンジェ
- ムピカ
- カサマ
タンザニア
- Tunduma
- ムベヤ
- Mlimba
- Ifakara
- Kidatu
- ダルエスサラーム