ダガーラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダガーラは東宝の特撮映画『モスラ2 海底の大決戦』に登場した架空の怪獣。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
ニライカナイの古代文明で、生体海洋浄化システムとして毒を食べるバクテリアなどから合成されて誕生したが、体内で取りこんだ海洋汚染物質を濃縮してベーレムという小生物を体内で大量に生み出し、汚染を拡散させてニライカナイ文明を滅ぼした。海洋が汚染された為、現代に復活した。
外観は半魚獣(シナリオ表記より)。マンタのような鰭で空を飛び、口からは光線を吐く。水中戦が得意でモスラを水鳥を捕らえた猟犬のように海へ引きずり込み、海から崖に激突させるなどして絶体絶命のピンチにまで陥れた。だが水中モスラに変身したモスラと戦い、倒され、最後にはニライカナイの遺跡(ピラミッド)とともに消滅した。
その名称はアッシリア神話のダゴンからつけられた。
- 全長:73メートル
- 翼長:36メートル
- 体重:1万7千トン
- コロコロコミックに掲載されたマンガでは、ダガーラはモスラに討たれ、『これでよかった』と言い、満足して散っていったと書かれてあった。また、肩の二つの刺が開きそこから最後の必殺技を繰り出しているシーンもあり、黒妖精ベルベラはその死を悼み、涙していた。
- 余談だか、東宝怪獣の中では軽い扱いを受けている(平成オリジナルの新怪獣である点、ゴジラシリーズのキャラクターでない点など)らしく、事実ダガーラのソフビ人形が単品売りされた事がない(現在のムビモンサイズの物が一応セット売りで出てはいた)。またレトロ風ソフビやカプセルトイでの商品化もない。ハイパーホビー誌のソフビ化して欲しい怪獣のアンケートにウルトラ怪獣に混ざってバランと共にランクインした事はある。