トヨタ・WiLL Vi
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
WiLL Vi (ウィル ブイアイ)とは、トヨタ自動車のWiLLブランド第1弾として2000年1月に登場し、2001年12月まで生産していた自動車である。
目次 |
[編集] スタイル
プラットフォームはヴィッツのものを元にしていて、カボチャの馬車をイメージしたスタイリングを持った4ドアセダンで、特にリヤウインドウはクリフカットと呼ばれる切り落とされた形となっている。外坂むき出しの内装が社内基準を満たすことが出来なかったため、衝突安全ボディ「GOA」の名称は使用されなかった。内装も丸みを持ち、かつ温かみのある色調が特徴であった。なお、ノーマルルーフのほかにキャンバストップも用意されていた。
[編集] メカニズム
ヴィッツと多くを共用する。エンジンはヴィッツの1.3リッター車と同じ2NZ-FE型を採用し、サスペンションもフロントはマクファーソンストラット、リヤがトーションビームであるが、タイヤは初代トヨタ・プリウスより流用された165/65-15と大径のもの(ホイールはプリウスの[スタッドレスタイヤ]用スチールホイールで、ホイールカバーのみ専用)が与えられており、ミッションもベンチシートとの関係上、コラムATとなっていた。なお、形式はNCP19である。尚、4WD車の設定はなし。
[編集] 販売
販売期間は2年足らずと短かったが、WiLLブランド第1弾として、季節ごとに限定色を用意したりなどの斬新な販売策がとられた。 取扱ディーラーはトヨタビスタ店(現ネッツ店)。沖縄県のみトヨタカローラ店にて販売。
[編集] CM
列車に追われながら線路を走るCMに「危険だ」とクレームが付いた事もあった(その後、実際に踏切事故があった為に打ち切られた)。