トレンドマイクロ
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種類 | 株式会社 |
市場情報 | |
本社所在地 | 東京都渋谷区代々木2-1-1 |
電話番号 | 03-5334-3600(代表) |
設立 | 1989年10月24日 |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | コンピュータ及びインターネット用セキュリティ関連製品・サービスの開発・販売 |
代表者 | スティーブ・チャン(代表取締役会長) エバ・チェン(代表取締役社長兼CEO) マヘンドラ・ネギ(代表取締役兼COO兼CFO) |
資本金 | 132億9,000万円(2006年6月末) |
売上高 | 730億3,000万円(2005年度) |
従業員数 | 3,061名 |
決算期 | 12月 |
外部リンク | http://www.trendmicro.co.jp/ |
トレンドマイクロ株式会社(Trend Micro Incorporated)は、コンピュータ及びインターネット用のセキュリティ関連製品の開発・販売をおこなっている会社であり、東京に本社を置く台湾系企業である。
総合セキュリティ対策ソフト「ウイルスバスター(海外名:PC-cillin)」の開発・販売で知られており、日本国内では個人・法人ともに、海外でも法人向けでトップシェアを誇る。
2005年4月、ウィルスバスター向けに公開されたウィルスパターンファイルに不具合があり、OSとの組合せによってはCPU使用率が100%となってコンピュータの動作が極端に遅くなる障害が発生し、アジアを中心に混乱状態となった。セキュリティ強化に積極的だった企業などが特に被害を被るという皮肉な結果となり、同社のソフトウェアがインターネットのインフラとなっている事実を浮き彫りにした。
2006年にはWinnyによる情報漏洩(後述)という、事態を発生させた。
[編集] 沿革
- 1988年:スティーブ・チャン(台湾出身、現代表取締役会長)らが米国ロサンゼルスにて創業
- 1989年:株式会社ロンローインターナショナルネットワークス設立
- 1991年:「ウイルスバスター」開発・販売開始
- 1992年:株式会社リンクに社名変更
- 1996年:トレンドマイクロ株式会社に社名変更
- 1998年:株式額面変更のため株式会社インターナショナル・メディア(形式上の存続会社)と合併、インターナショナル・メディアがトレンドマイクロに社名変更
- 1999年:7月、NASDAQに上場
- 2000年:8月、東京証券取引所第1部に上場
- 2005年:4月、パターンファイル更新でCPU使用率100%になるトラブル発生
- 2005年:5月、スパイウェア対策企業のInterMuteを買収
- 2006年:スパイバスター販売開始。(ウイルスバスターと機能統合となり同年8月30日をもって販売中止)
- 2006年:3月、同社の営業資料がWinnyを介しインターネットに流出されていたことを明らかにした。2005年3月の時点に同社によって確認済みであり、問題を起こした社員は退職済みであることも報告した。