トンネル効果
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トンネル効果(トンネルこうか、Tunneling)とは、非常に微細な世界にある粒子が、古典的には乗り越えることができないポテンシャル(エネルギー)障壁を、量子効果により乗り越えてしまう(というより、透過してしまう)現象。この意味で、量子トンネル効果とも言う。
これは、粒子の波動関数がポテンシャル障壁の反対側まで染み出してしまう事による。原子核におけるアルファ崩壊などはトンネル効果の一例である。
トンネル効果の応用例としては、走査型トンネル顕微鏡(STM)や、電子デバイス(エサキダイオード、フラッシュメモリ等)など多数存在する。
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