ドッジ・ライン
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ドッジ・ライン(Dodge line,Dodge's line)とは、1949年3月7日に日本経済の自立と安定とのために実施された財政金融引き締め政策。インフレ・国内消費抑制と輸出振興が軸。GHQ経済顧問として来日したデトロイト銀行頭取のジョゼフ・ドッジが、立案、勧告した。
1948年12月に、GHQが示した経済安定9原則の実施策である。
[編集] 実施内容
- 緊縮財政や復興金融公庫融資の廃止による超均衡予算
- 日銀借入金返済などの債務償還の優先
- 複数為替レートの改正による、1ドル=360円の単一為替レートの設定
- 戦時統制の緩和、自由競争の促進
[編集] 効果
インフレは収まったが、逆にデフレが進行し、失業や倒産が相次ぐ「ドッジ不況」が引き起こされた。
[編集] 関連項目
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