ニッセイ同和損害保険
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ニッセイ同和損害保険株式会社( - どうわそんがいほけんかぶしきがいしゃ)は、大阪市北区西天満4-15-11に本社を置く損害保険会社であり、日本生命保険のグループ会社である。
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[編集] 沿革
- 1897年11月 創業。
- 1944年 同和火災海上保険設立。
- 1996年 子会社として同和生命保険を設立。
- 1996年 ニッセイ損害保険設立。
- 2001年4月 同和火災海上保険とニッセイ損害保険が合併。ニッセイ同和損害保険となり、ニッセイアセットマネジメント株式会社、ニッセイ情報テクノロジー株式会社と共に日本生命の中核グループ会社となる。(1996年に設立した同和生命保険は会社を清算し、保有契約は日本生命へ包括移転)
日本生命は筆頭株主となっているが(合併前の同和火災海上保険は日本生命が筆頭株主)、持株比率は50%未満であり子会社ではない。 他の二社は日本生命の子会社(持株比率が50%超)である。
[編集] ネットワーク
[編集] 不祥事
2005年9月27日、損保16社による保険金の大量不払いが発覚した問題で、同社もこの16社のうちに含まれていた。この時判明していた不払いは、件数で10,290件、金額にして3億5,156万円であった。[1]
その後の2005年11月25日には新たに不払いが確認された10社を合わせた計26社のうちの1社として、金融庁から業務改善命令の行政処分を受けた[2]。なお、その後の12月13日に発表された資料によると、不払い件数は全体で13,118件にまで増加した。[3]
2006年8月11日、損保業界で新たな不払いの発覚が相次ぎ、金融庁から再調査を指示され、同社からは同年9月29日に調査結果が発表された。これによると、前回の調査時から1,510件増加し、全体で14,628件もの不払い件数となった。[4]
しかし、これで同社の不当不払いは終息することはなく、同年10月31日には第三分野保険での不払いが発表される。これによると、142件、金額にして3,700万円分が正当に支払われていなかったことが判明した。[5] これにより、金融庁は2007年3月14日に、同社に対して業務改善命令の行政処分を言い渡した。[6]
2007年1月現在、その全貌は明らかではないが、2007年3月までには調査を完了すると発表した。
[編集] 関連項目
- ザ・フェニックスホール(ニッセイ同和損保フェニックスタワー内)
[編集] 外部リンク
- ニッセイ同和損害保険
- 金融庁 平成17年11月25日「損害保険会社26社に対する行政処分について」保険業法第132条第1項等の規定に基づく命令(業務改善命令)
- 系図でみる近現代第34回 華麗なる一族・神戸の岡崎財閥