ニドキング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ニドキング | |
---|---|
全国 ニドリーノ - ニドキング (#034) - ピッピ |
|
ジョウト ニドリーノ - ニドキング (#100) - ヤンヤンマ |
|
ホウエン ニドリーノ - ニドキング (#232) - ピッピ |
|
全般 | |
英語名 | Nidoking |
進化体系 | 2進化ポケモン |
進化前 | ニドリーノ |
進化後 | なし |
世代 | 第1世代 |
ポケモン学 | |
分類 | ドリルポケモン |
タイプ | どく / じめん |
高さ | 1.4 m |
重さ | 62.0 kg |
特性 | どくのトゲ/とうそうしん |
ニドキングは、ポケットモンスターシリーズに登場する491種の架空のキャラクター (モンスター)のうちの一種である。
目次 |
[編集] 特徴
背中には毒のトゲが約6~8本生えている。毒をもつ角も一段と長くなった。皮膚は、石のような硬さを持つ。 しっぽを巻きつけたまま締め付け、相手の背骨をも簡単にへし折ってしまうほどの力を持つ。
[編集] 名称
このポケモンの体を覆う「針」は英語で"needle"(ニードル)である。ニドラン♂の最終進化形ゆえか「王」を意味する"king"(キング)が名前に付く。
英語・フランス語・ドイツ語ではいずれも日本語と同じ"Nidoking"、韓国語でも殆ど同じ「니드킹」(Nideuking)、中国語では「尼多王」(普通語/漢語ピンイン:Níduōwáng、広東語/改Yale式:Nei4do1wong4)といい、音訳と意訳を組み合わせている。
[編集] ゲームでのニドキング
割と甲高い声で鳴く。物理技としては「じしん」、「どくづき」、レベル43で自力で覚える「メガホーン」、特殊技としては「ヘドロばくだん」、「シャドーボール」、「10まんボルト」、「れいとうビーム」、「かえんほうしゃ」など覚えさせる技には事欠かない。能力は、こうげき・とくこうとも高く、攻撃役として優秀である。 赤、緑、青、ピカチュウでは、目が大きく身体も太った感じなのだが、金・銀から何故か身体がスマートになり、目つきもガラッと変わっている。ポケモンスタジアムと、ポケモンスタジアム2でその違いがよく分かる。
[編集] アニメでのニドキング
トキワジムのリーダーでありロケット団のボスでもあるサカキとのバトルにおいて、シゲルのポケモンとして登場。 ウインディと共に鎧をまとったミュウツー(後にサカキの元から逃走)に立ち向かったが、エスパー技により手も足も出なかった。『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』でもこの場面が使われている。
オレンジ諸島のピンカン島ではピンクのニドラン♂♀と父親のピンクのニドキングが登場
[編集] ポケモンカードでのニドキング
[編集] 映画でのニドキング
『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』では、シゲルのポケモンとして登場。 ウインディと共に鎧をまとったミュウツーに立ち向かうが、エスパー技により行動不能になるシーンがあった。 また、『劇場版ポケットモンスター セレビィ 時を超えた遭遇』では、野生個体が数多く出ていた。
[編集] その他におけるニドキング
漫画『ポケットモンスターSPECIAL』では第21話で初登場。サファリゾーンでニドクインをめぐって2体が戦っていたが、レッドがメカポッポの隙を見て投げた空のモンスターボールがニドクインに当たってしまい、その結果激怒した2体のうち1対がレッドの乗っていたいかだを破壊した。 その後1体(どちらの個体かは不明)が川辺に流れ着いていたレッドを発見。サファリボールを投げられたが跳ね飛ばし、更にレッドが弱らせようとして投げた石が額にめり込み、余計怒らせることになった。その後猛毒の出る爪でレッドを狙い、はねた毒が足に当たって絶体絶命になったレッドにとどめの一撃を食らわせようとしたが、メカポッポにレッドが庇われてしまったため、失敗した。その直後メカポッポの破片を手にしたレッドを追いかけ川岸に追い込むが、無我夢中のレッドが投げたメカポッポの破片が左目に刺さり、苦痛に苦しんでいるうちに逃げられた。 その夜にウツボットに捕まり、繁殖のための養分にされそうになったレッドが、脱出計画の段取りででメカポッポにポケモンの笛を吹かせたことで目を覚まし(もう1体いたが、ニドクインをめぐって戦っていたもう1体かは不明)、昼間のリベンジと言わんばかりの攻撃をするが(この時構えた時に「にやり」と笑っている)、「獲物を横取りしに来た」と勘違いしたウツボットやウツドンに阻まれ上手くいかず、更に戦闘中に弱ったウツボットをどさくさでレッドがゲットし、ウツボットのツルで動きを封じられ、「どくのこな」で(本来どくタイプを持つニドキングは毒にはならないのだが)弱ったところを捕獲された。だがその後(登場時にいたもう1体もいるかは不明)起こされたことに腹を立てたらしい3体が一斉に出現した。 ちなみに翌朝レッドが発見されたときに園長に、「これ全部君が捕まえたの?」と聞かれたときには4体のニドキングがいたが、最初に捕まえた片目のニドキングもそこに出ていたかは不明。しかし恐らく危険さゆえにボールの中のままと思われる。(レッドが「さぁ~て次の獲物は・・・」と顔を出したときに乗っていた個体は両目があいていた為、別個体と識別可能)またサイズは明らかに図鑑と異なり、少なくとも4メートル以上はありそうな巨体で書かれている。 その後サカキの手持ちとして登場、「じしん」を繰り出しジムを崩壊させたが、その後の戦闘には参加しなかった。