ニュルンベルグ派
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ニュルンベルグ派(-は)は、20世紀初頭のドイツの玩具メーカーがニュルンベルグ(Nuremberg)周辺に集積していたことからこのように呼ばれる。
英国のバセットローク社の下請けで鉄道模型や蒸気機関模型を製造していたビング、メルクリンや精巧なスターリングエンジン等の模型を製造していたジョージ・カレットや船舶模型を製造していたSchoennerやミニカーを製造していたSchuco等があったが、2度の世界大戦やその後の混乱により、倒産、廃業し、当時のメーカーは現在、メルクリン等、数社のみ存続している。(本社機能や生産拠点は移転し、実質的にブランドのみ存続している物も含む)
第二次世界大戦後、ニュルンベルグにとって幸運だったのは西側の自由主義経済圏に属することになった為、存続することが出来た事も見逃せないのではないだろうか?
現在でも毎年2月に世界最大級のトイショーが開れ世界中から関係者が商談に訪れる。当時の各社の製品の精巧なつくりは時代を超え我々を魅了し、往時の活況を現代に伝えている。
日本では軽井沢にある軽井沢ワールドトイミュージアムで見ることができる。