ネフローゼ症候群
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ネフローゼ症候群(-しょうこうぐん、英Nephrotic syndrome) ある特定の症状を呈する腎臓疾患の総称。
高脂血症(高コレステロール血症)、低蛋白血症、高度な蛋白尿、浮腫(眼瞼や下肢)を主な症状とし、糸球体基底膜の透過の亢進を一次的異常として認める症候群である。若年層(特に幼少期では男子)に多く発症する。
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[編集] 種類
[編集] 症状
上記の主症状以外にも、皮膚の蒼白化や無気力、食欲不振、腹水・胸水等をみる。なお浮腫形成時には乏尿となる。
[編集] 検査
[編集] 診断基準
- 尿蛋白1日3.5g以上。
- 血中総コレステロール250mg/㎗以上・総蛋白量6g/㎗・血清アルブミン3g/㎗以下。
[編集] 治療
- 原因治療…二次性(続発性)のものは原因疾患の治療を行う。
- 食事療法…蛋白質および塩分を制限する。
- 薬物療法…糸球体基底膜障害治療のために副腎皮質ステロイド剤を投与する。(抗原抗体反応の抑制)抵抗性や頻回再発型には、免疫抑制剤を投与する(併用の場合も)。
- 対症的に利尿剤・腎炎の発症進展を抑制するために抗凝固剤を使用する。
[編集] ネフローゼ症候群発症歴のある有名人
[編集] 関連
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