ネロンガ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ネロンガは、特撮テレビ番組『ウルトラマン』第3話「科特隊出撃せよ」(1966年7月31日放送)に登場した架空の怪獣。別名「透明怪獣」。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
- 体長:45メートル
- 体重:4万トン
- スーツアクター:中島春雄
普段は透明で眼に見えないが、電気を食べているときだけ姿を表す。最大の武器は頭部の触覚3本を合わせて放つ電撃。劇中の登場人物の会話によれば、江戸時代にも暴れまわったが、<むらいせいえもん>なる武士に退治されたという。最初に潜んでいた井戸の近くにあった水力発電所を破壊し、続けて変電所を経て火力発電所に出現して待ち構えていた防衛隊の集中砲火を物ともせず発電所を破壊。ホシノ少年のスパイダーショットで片目を潰され、最期はウルトラマンとの激しい格闘の末に高々と持ち上げられて叩きつけられ動きを止めたところをスペシウム光線で倒された。
- スーツ(着ぐるみ)は東宝映画『フランケンシュタイン対地底怪獣』に登場した地底怪獣バラゴンのものを円谷英二氏が借りてきて、『ウルトラQ』のパゴスに改造したものを、佐々木明が再度改造したものである。後に地底怪獣マグラーに改造され、さらにウラン怪獣ガボラに改造された後、東宝に返却され元のバラゴンへ戻った。
- 『帰ってきたウルトラマン』に登場したエレドータスは、ネロンガと同じく放電怪獣で透明になるという設定であった。また、『ウルトラマンメビウス』に登場するマケットミクラスは強化の際にネロンガ、エレドータスのデータを元に電撃能力及び透明化能力を身に付けている。
- 『ウルトラマンメビウス』第21話では怪獣墓場に眠っている姿が確認された。