ノース・ウェスタン鉄道 (架空の鉄道)
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ノース・ウェスタン鉄道(North Western Railway)は、絵本シリーズ『汽車のえほん』およびその映像化作品テレビシリーズ『きかんしゃトーマス』において登場する架空の鉄道会社。絵本・人形劇のいずれにも名称を特定する記述は特に無く(人形劇では「ソドー鉄道」という名称が時々登場)、書籍「Island of Sodor, Its History, People and Railways」(邦訳未発行)の本文中のみに登場する。
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[編集] 概要
ノース・ウェスタン鉄道は架空の島ソドー島に位置しており、局長もしくは重役のトップハム・ハット卿(ふとっちょのきょくちょう)が運行を受け持っている。モットーは「Nil Unquam Simile」(ラテン語で『他の何処とも違う』)。
[編集] 歴史
ソドー&メインランド鉄道とティドマス・ナップフォード&エルズブリッジ鉄道を前身とし、1914年に開業。
[編集] 路線
- 本線
- ティドマス(Tidmouth)からヴィッカーズタウン(Vicarstown)を経由し、本土のバロー・イン・ファーネスへ接続する。主な運用は急行「ワイルド・ノーウェスター」号で、主にゴードンが担当する。他の旅客列車は主にヘンリー、ジェームズ、ディーゼル機関車7101号(くま)が担当し、貨物列車は主にドナルドとダグラスが担当する。
- トーマスの支線
- ナップフォード(Knapford)~ファークハー(Ffarquhar)間を運行。主な運用は旅客列車とファークハーの石切り場から砕石を運び出す貨物列車である。トーマスとトービーが主な運用に就き、パーシーがナップフォード港の貨物などのその他の運用を担当し、気動車のデイジーは小単位の旅客輸送に使用されている。終点のファークハーの石切り場では砕石会社の所有するディーゼル機関車のメイビスが入れ替えに使われている。
- エドワードの支線
- ブレンダム(Brendam)~ウェルズワース(Wellsworth)間を運行。旅客列車は本線へ直通しティドマス(Tidmouth)まで運行されることもある。エドワードが主な運用を担当し、ディーゼル機関車のボコとドナルドとダグラスがその他の運用を担当する。ブレンダムではソドー陶土の専用線へ接続する。
- ダックの支線(小西部鉄道)
- ティドマス(Tidmouth)~アールズバーグ(Arlesburgh)間を運行している。いったん閉鎖されていたが運転を再開し、バラスト用の砕石とちんまり鉄道の観光客を運ぶ。ダックとオリバーが主な運用を担当し、ドナルドとダグラスがその他の運用を担当する。アールズバーグではちんまり鉄道へ接続する。
- ピール・ゴッドレッド線
- キルデイン(Kildane)~ピール・ゴッドレッド(Peel Godred)間を運行している。終点のピール・ゴッドレッドではソドー・アルミニウム社の精錬工場の電化された専用線へ接続する。途中駅のカーク・メイシャン(Kirk Machan)でカルディー・フェル鉄道に接続する。原作・人形劇と共に登場しないため詳細は不明。
- 他にもヴィッカーズタウン~ノランビー(Norramby)間、バラフー(Ballahoo)~クロバンズ・ゲート(Crovan's Gate)間、ケルズソープ・ロード(Kellsthorpe Road)~カーク・ローナン(Kirk Ronan)間を走る支線が存在する。