機関車トビー
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機関車トビー(きかんしゃ-)は、絵本シリーズ「汽車のえほん」および、テレビシリーズ「きかんしゃトーマス」に登場するタンク式蒸気機関車。
- 英名-Toby
- 番号-7
- 原作初登場-7巻1話「トービーとでっぷりしたしんし」
- 人形劇初登場-5巻4話「トビーとハットきょう」
- 他の主役巻-前述の7巻が初登場かつ主役で、他は無し(日本未翻訳の27巻以降にはある)用途が特殊な為だろうか。
- カラーリング-木造のため、ブラウン
- 性別-男性
- 声優‐川津泰彦
- BGM-ゆっくりのんびりした感じ。また機関車達は動き出す前に必ず汽笛を鳴らすが、トビーは路面機関車なので鐘がチンチンと鳴る。
- 車輪配置-動輪は3軸(車軸配置0-6-0)
- 運用
- 前に牛よけ、横に脇板の付いたおかしな格好の機関車。エドワード・トーマス・パーシーの更に下の出力しかない最小出力機関車だが、路面区間を走行できる装備を持っている。ハット卿の鉄道にやって来る以前の路線が廃止された翌日、客車のヘンリエッタ共々ハット卿に引き取ってもらわれ、路面区間がある路線での貨物列車の牽引や工員輸送の運用に就いた。普段はメービスらと共にファークハーの先の採石場で働いているが、観光客用の貸切列車などいろいろな小編成の牽引もおこなう。またエドワードが他の任務で不在の時は、ウェルスワース駅構内の貨車入換えを務めることもある。
- 原作と人形劇の違い
- 原作のトービーは今の鉄道に来てから番号が付き、汚れた車体も茶と青に塗り替えてもらった。しかし人形劇のトビーは造形が変えられない為、色も番号も最初からそのまま(脇板の色がグレー)。また最初にハット卿と会った時のお互いの関係が、原作ではわからない様になっていたが、人形劇の日本語版では最初からネタばらしをしている。
- モデル-ロンドン・アンド・ノース・イースタン鉄道(LNER)の「クラスJ70」。蒸気で動く、日本では珍しい形の路面機関車。