ハイビジョン制作
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ハイビジョン制作(ハイビジョンせいさく)は、地上(陸上)のデジタル方式の無線局により行われるテレビジョン放送の制作。
かつて、2005年6月20日から7月31日までの間にこの形式で制作された番組で、夜7時~11時台に放送される民放番組には、アナログ放送標準テレビでの視聴者向けに冒頭で画面端にHVその下に”ハイビジョン番組”(現在は日本テレビ系列で表示 TBS系列の中部日本放送(CBC)でもこのタイプが表示されることもある)或いは”ハイビジョン制作”(現在はTBS系列とテレビ東京系列、独立U局で表示 一部の日本テレビ系列局でも自社製作ローカル番組や他系列を含む時差ネット番組で同様に表示される)と数秒間の表示(参照リンク[1])がされていたが、同年12月1日から再び全国で一部の番組を除く全日の時間帯(全国放送・ローカル放送を問わず)で表示(アナログ放送・デジタル放送両方で BS・CS放送でも表示される場合あり)されている。但しフジテレビは”HI-VISION ハイビジョン制作”テレビ朝日系列は”ハイビジョン制作 HI-VISION”と表示デザインが異なる(一部番組を除き各局のマスターから表示。朝日放送(ABC)では“HI-VISION”表示がない)。テレビ東京の場合、収録番組は提供クレジットテロップから表示される(但し表示時間はかなり短い)が、ニュース、情報番組などの生放送番組では提供クレジットテロップではなく、番組内で使用されている表示テロップから出している関係から実際にハイビジョン放送される地上デジタル放送やBSジャパン、時差放送される日経CNBCでも”ハイビジョン制作”のマークが表示されている(他系列の一部番組も同様)。当初は1ヵ月限定での表示だったが、常時このマークの表示が行われる様になった。なお日本テレビ系列の、北日本放送(KNB)だけは、自社制作番組では他の系列局とは違う「KNBハイビジョン」という表示を使用していたり、TBS系列のIBC岩手放送(IBC)は四角い枠に「HV ハイビジョン製作」と独自のものを使っている。また、WOWOWではハイビジョン放送の番組では最初に「HV」という映像が流れる。(5.1chサラウンドステレオも行う場合は「HV 5.1」と表示される。)
NHKでは地上波、衛星波、国際放送(NHKワールドTVなど)を問わずほとんどの番組がハイビジョンで制作されているため表示されていない。ただ、以前は「ハイビジョン同時放送」(1994年頃~2003年3月)、「ハイビジョン同時」(2003年4月~11月)、「BS hi同時」(2003年12月以降 地上デジタル放送でもハイビジョン放送を行うための区別として)といった表示があった。