ハイレグ
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ハイレグとはハイレグカット(High leg cut)の略。(特に女性用の)下着や水着で股間を覆う布部分のV字状の箇所を見たとき、その交差角が鋭角をなしているデザインを指す。
日本においてハイレグが認知されたきっかけは、1976年のモントリオール五輪でナディア・コマネチが身に着けていたレオタードであろう。ビートたけしが「コマネチ!」と叫び脚の付け根をV字型になぞる一発ギャグはこれを表したものである。(まだハイレグという言葉はなかった)
その後、1980年代半ばの日本では女性のワンピース型の水着においてハイレグが流行した。大胆なカットがセクシーで人目を引くとともに、足が長く見えるという効果があった。レースクイーンもハイレグのレオタードを着用した。 バブル景気時代から1990年前後はハイレグワンピースの全盛時代であったが、その後、ビキニの復活やパレオとの組み合わせ、ローライズの流行など、水着も多様化してきている。
[編集] 関連項目
- ローレグ - ハイレグの対義語で、股間部分の布が鈍角なもの。サブカルチャーの世界ではローライズと混同され独自の形態の衣服を表す言葉となった。(当該項目内にて詳述)
- ローライズ - ハイレグとは逆に、股上(ウエスト側)の布を減らしたデザイン。