ハニリイト
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ハニリイトとは、N88-BASIC をはじめとする BASIC の多くでディスク上のファイル一覧を表示するコマンド FILES の各文字を、JISキーボード上の対応するかなで置き換えたものである。FILES はDOSでは DIR に相当する。
同様な置き換えとして、他にもスナミ (run)、モイスキイ(merge)、リニトカ(list)、ミイテ (new)、トントカイモ(system)、テニシカク (width)というのもあった。 また、DOS においてはシニス(dir)、ハラスモチカ(format)というのが知られている。
これらは 1byte カナを入力する機会が多かった当時「かな入力モードを解除し忘れた」という状況で意図せず発生することが多く、ありがちな間違いとして知られていた。
後にパソコン通信の時代になると、「NTT」→「みかか」、「NEC」→「みいそ」のように、同様の置き換えを意図的に行ったものが隠語として広まった。 また、これが転じて「高速道路をぬふわkm/hで走っていたら捕まった」(ぬふわkm/h→120km/h)などのように、パソコンとは離れた面でも隠語として使われることがある。