ハーパー
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ハーパー(Harper、以前はケープ・パルマス、Cape Palmas)とは西アフリカリベリアにある町でメリーランド郡の中心地。リベリア南西の大西洋に面したパルマス岬(Cape Palmas)に位置する港町で、人口は約20,000人である。
1833年アメリカのメリーランド州で結成されたメリーランド植民地社会が解放奴隷の黒人達をこのパルマス岬の地に送り、入植させ、アメリカ植民地会社のロバート・グッドルー・ハーパーの名に地なんでパーパーの町が建設された。この入植地は1857年にメリーランド共和国として独立を宣言するが、現地部族のグレボ族の攻撃に悩ませるていた為、リベリア共和国に助けを求めて、リベリアに併合した。
ハーパーの町には1953年設立のカトリック教のファティマ聖母のメリーランド大学、タブマンリベリア元大統領(ハーパー出身)の名から取った1978年設立のウィリアム・V・S・タブマン工科大学(3年制)とウィリアム・V・S・タブマン図書・博物館、1958年設立のJ・J・ドーセン記念病院から、政府と教会経営の中学校や複数の教会がありパーはーには重要な施設が幾つかある。
1960年ハーパーに作られた港湾施設には内陸24kmにあるファイアストン会社のカヴァラ・プランテーションから、主にメリーランド伐木搬出会社からゴムで切られる製材を輸出される。糖所は1978年に開いた。
リベリア内戦により多くの建造物や施設が破壊されてしまった。