パトリシア・コーンウェル
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パトリシア・ダニエルズ・コーンウェル(Patricia Daniels Cornwell,1956年6月9日- )は、検屍官ケイ・スカーペッタをヒロインとするシリーズで一躍有名になった米国女流推理作家。
『検屍官』は、MWA賞(Mystery Writers of America <アメリカ探偵作家クラブ>)最優秀処女長編賞とCWA賞(Crime Writers Association <英国推理作家協会>)最優秀処女長編賞を受賞。
[編集] 略歴
フロリダ州マイアミ生まれ。テネシー州のキング・カレッジ(King College)からノースカロライナ州のデイヴィッドソン・カレッジ(Davidson College)に移り、同大学で英文学を学び卒業。卒業後にデイヴィッドソン・カレッジの教授チャールズ・コーンウェルと結婚する。1989年離婚。
1979年からシャーロット・オブザーバー紙で記者として働き始め、その後警察担当になる。
1984年からバージニア州のリッチモンドにある検屍局に最初はテクニカル・ライターとして、その後はコンピュータ・アナリストとして勤務。同時期にボランティアとして警察でも働く。この時代に得た経験がその後の彼女の小説に大きく貢献する。
[編集] 作品
「検屍官ケイ・スカーペッタ シリーズ」
- 検屍官(原題:Postmortem,1990)
- 証拠死体(原題:Body of Evidence,1991)
- 遺留品(原題:All that Remains,1992)
- 真犯人(原題:Cruel and Unusual,1993)
- 死体農場(原題:The Body Farm,1994)
- 私刑(原題:From Potter's Field,1995)
- 死因(原題:Cause of Death,1996)
- 接触(原題:Unnatural Exposure,1997)
- 業火(原題:Point of Origin,1997)
- 警告(原題:Black Notice,1999)
- 審問(原題:The Last Precinct,2000)
- 黒蝿(原題:Blow Fly,2003)
- 痕跡(原題:Trace,2004)
- 神の手(原題:Predator,2005)
「警察官アンディ・ブラジル シリーズ」
- スズメバチの巣(原題:Hornet's Nest,1997)
- サザンクロス(原題:Southern Cross,1998)
- 女性署長ハマー(原題:Isle of Dogs,2001)
「その他」
- パトリシア・コーンウェルの食卓(原題:Food to Die For,2001)
- 切り裂きジャック(原題:Portrait of A Killer; Jack The Ripper Case Closed,2002)
[編集] 外部リンク
The Official Patricia Cornwell Web Site公式ウェブサイト
カテゴリ: アメリカ合衆国の小説家 | 推理作家 | 1956年生