パンツ
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パンツ(pants)
- 衣服のボトムスのうち、2本に分かれた筒に片脚ずつを入れて穿く形のもの。詳しくはズボンの項を参照。スラックスなどとも呼ぶ。英語では「trousers(トラウザース)」。明治時代には「洋袴」とも呼んだ。
- 下半身に付ける下着(ショーツ)の意味。本項目ではこちらを詳述する。
上記2つの意味で使われるため、どちらの意味で使われているか、文脈などから判断しなければならない。 下着は「パンツ」、ズボンは「パンツ」と発音して区別する場合もある。 区別するため下着のパンツを特に「アンダーパンツ」と呼ぶこともある。
1980年代までは(成人)女性の下着を指し示す言葉としてパンティ(panties)が一般的であった。 1990年代頃から「パンティ」は響きがいやらしく、男性側からの性的な見方を含んだ呼称とされるようになり、男女・年齢の区別なく使われる「パンツ」が広く用いられるようになった。
「パンツ」という言葉にはいやらしさがない、と女性には感じられるという。女子高生はブルセラ店でパンツを売る。また、今夜は男性といよいよ結ばれそうだと予感した女性は「勝負パンツ」をはく。呼び方の変化の背後には性意識の変化が伴っているとも考えられる。
なお、子どもの下着は男女の区別なく「パンツ」である。(このことからも「パンティ」へ性的な意味が含まれているととらえる事ができる)サブカルチャーの分野を中心に、特に平仮名で「ぱんつ」と表記する場合は、(性的嗜好や萌えの対象としての)女児ショーツを示している事が多い。「(お)ぱんちゅ」と呼ばれる事もある。
[編集] 見せパン
ローライズのジーンズや、短かったりめくれやすいスカートを履く女性が、見せてもいいものとして穿く「見せパン」がある。 多くはゴムの部分がレース状になっていたり、フリルが付いていたりして、見られる事を前提にした装飾性のあるデザインになっている。若年者を中心にファッションとして受け入れられているが、パンツの一部であることに変わりはないため、年齢や性格いかんによってはいやらしいとされることもある。 同様の物に「見せブラ」がある。男児ブリーフで、子供向けアニメなどでないイラストがプリントされた物も見せパンと言う事もある。