ピーター・パン (アニメ映画)

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この項目では1953年に公開されたディズニー映画について説明しています。原作及び関連作品についてはピーター・パンをご覧ください。

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『ピーター・パン』 (Peter Pan) は、1953年2月にアメリカ合衆国で公開されたディズニーの長編アニメーション作品である。日本では1955年3月に公開された。

2002年には、続編『ピーターパン2 ネバーランドの秘密』(PeterPan:Return to Neverland)が公開された。原作『ピーター・パンとウェンディ』に登場したウェンディの娘ジェーン・モイラー・アンジェラ・ダーリングが主役となる。また、吹き替え版では大人になったウェンディの声を安田成美、ジェーン・モイラー・アンジェラ・ダーリングの声を上戸彩が演じている。

[編集] 概要

ジェームス・マシュー・バリーの戯曲『ピーター・パンとウェンディ』が原作。原作ではピーター・パンに子供じみた、フック船長に紳士的な描写があったが、それに対し本作ではパンの性格が勇気ある一本気な青年に変更され欠点がほとんどなく（ただし、女の子にもてる事を少々鼻にかけている）、逆にフックは紳士的な一面が取り払われて阿呆で間抜けな男に貶められて描かれ、原作者バリーの込めた含みや皮肉といった隠し味が削除されている。また、フック船長がワニに食べられるシーンも削除されている。

真っ赤な肌のインディアンの描写や、女の子であるウエンディをのけ者にするマイケルやジョン、女＝母しか認めない女性観などはやや前時代的でもある。続編ではこの問題点は多少改善されている。

フックの鉤爪は原作では右手であるが、本作では左手とされ、以後このディズニー版に倣って左手が鉤とした舞台や映画が増えることになった。

[編集] スタッフ

原作 - ジェームス・マシュー・バリー
脚本 - テッド・シアーズ、アードマン・ペナー
音楽 - オリヴァー・ウォレス
ピーター･パン担当作画監督 - ミルト･カール
アクション担当作画監督 - ウルフガング･ライザーマン
ジェイムズ･フック担当作画監督 - フランク･トーマス
ロスト･ボーイズ担当作画監督 - ウォード･キンボール
ミスター･スミー担当作画監督 - オリー･ジョンストン
ティンカー・ベル担当作画監督 - マーク･デイビス
ウェンディ･モイラー･アンジェラ･ダーリング担当作画監督 - エリック･ラーソン
ナナ、チクタクワニ担当作画監督 - ジョン･ラウンズベリー
作画監督 - レス・クラーク
監督 - ハミルトン・ラスク、クライド・ジョロニミ、ウィルフレッド・ジャクソン

[編集] ストーリー

(未稿)

[編集] 登場キャラクター

キャラクター名（声優/日本版声優）として記述。なお、日本語吹き替え版は、ここに記述した配役以外の版も存在する。

ピーター・パン:ボビー・ドリスコール（岩田光央（日本上映版、ブエナ・ビスタ版）、後藤真寿美（ポニー版））

ネバーランドに住む少年。決して大人になることがない。影を連れ戻すためにウェンディの家にやってくる。

ウェンディ・モイラー・アンジェラ・ダーリング:キャサリン・ボーモント（渕崎ゆり子（日本上映版、ブエナ・ビスタ版）、土井美加（ポニー版））

ダーリング家の長女。おとぎ話での存在と思っていたピーター・パンに憧れる。ピーター・パンの影を縫いつけてあげる。

ティンカー・ベル（声優無し）

ネバーランドに住む妖精。彼女の妖精の粉を浴び、信じる心を持てば空を飛べる。やきもちやきで、ウェンディに意地悪をする。台詞がないキャラクター。

ジョン・ジュリアン・ダーリング:ポール・コリンズ（池田真（日本上映版、ブエナ・ビスタ版）、　　？　（ポニー版）

ダーリング家の長男で、ウェンディの弟。眼鏡にシルクハット。

マイケル・ダーリング:トミー・ラスク（鈴木一輝（日本上映版、ブエナ・ビスタ版）、　　？　（ポニー版））

ウェンディの弟。くまの人形をネバーランドに連れていく。

ジェイムズ･フック船長:ハンス・コンリード（大塚周夫（日本上映版、ブエナ・ビスタ版）、江原正士（ポニー版））

海賊船の船長。ピーター・パンに左手を切り落とされたことでピーター・パンへの復讐に燃える。自己中心的で血も涙もない性格。さらに冷酷かつ卑怯な男。

ミスター･スミー:ビル・トンプソン（熊倉一雄（日本上映版、ブエナ・ビスタ版）、牛山茂（ポニー版））

フック船長の手下。いつもフック船長のそばにいる。

ジョージ・ダーリング（ハンス・コンリード/内田稔（ポニー版）、阪脩（ブエナ・ビスタ版））:ウェンディ達の父親。厳格で現実的。
メアリー・ダーリング（ヘザー・エンジェル/　　？　（ポニー版）、太田淑子（ブエナ・ビスタ版））:ウェンディ達の母親。子供達のふくらます夢や空想などを優しく見守る。
ナナ（声優不詳）:ダーリング家の犬。ウェンディ達の乳母役。
酋長（キャンディー・キャンディード/　　？　（ポニー版）、　？　（ブエナ・ビスタ版））:ネバーランドのインディアン集団の長。ウソをつく者が大嫌い。
タイガーリリー（　　？　 /　　？　（ポニー版）、勝田治美（ブエナ・ビスタ版））:ネバーランドに住むインディアン酋長の1人娘。フック船長にさらわれるが、ピーターによって助けられる。

ナレーター（トム・コンウェイ/江原正士（ポニー版）、　？　（ブエナ・ビスタ版））

[編集] 関連項目

ピーター・パン
PS2ゲーム『キングダムハーツ』シリーズ - ゲーム中に本作の舞台や登場人物たちが登場。

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