ファランクス (ゲーム)
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ファランクス(PHALANX)とは、1991年にズームが発売したX68000のシューティングゲームである。
[編集] あらすじ
共和同名軍(RAF)第26資源惑星デリアからの通信が断たれて48時間。降下した調査隊も「細かい組織状の液体が侵入してくる」という報告を最後に消息を絶った。侵略の意志を持った異種生命体との遭遇に特殊戦術要塞・通称GODEYEのヒレンカーター司令官は全艦に迎撃体制を命じ、多目的戦闘機A-144 PHALANX投下作戦が決定された。AD2279・5・17、0時。A-144と支援艇を搭載した輸送艇はゆっくりとデリアに降下していく。目指すは、謎の液状生命体に乗っ取られてしまったシステムの中枢である。
[編集] 他機種への移植
- コトブキシステムから発売。移植作業はズームが担当。
- 音楽はスーパーファミコン用完全オリジナル(ただしX68000版のノリはそのまま)。弾は大量にでるがあまりちらつかないなど、家庭用ハードという点を考慮しても、移植の出来は良い部類に入る。
- 難易度そのものはX68000版より低くなっているが、家庭用としてはかなり高い部類になる。
- コトブキシステムより発売。難易度は最も低い。
- プレイステーションに関して
- 『ZERO DIVIDE』のゲーム起動時、ズームのロゴが消えるまで2P側コントローラのSTARTとSELECTを押しっぱなしにすると、隠しゲームの『TinyPhalanx』が遊べるようになる。
- 全3ステージだが、BGMはオリジナル、弾も大量に出るとおまけの域を完全に超える出来である。
- そもそもプレイステーション版PHALANXとして開発が進められていたが、売り上げが見込めないという理由で開発が中断されたため、『ZERO DIVIDE』におまけという形で入った。
- セガサターンに関して
- セガサターン用『ZERO DIVIDE』では『MiniPhalanx』と微妙に名前が違うが内容はプレイステーション版と同じ。