フルティガー
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フルティガー (Frutiger) は、スイス人アドリアン・フルティガー (Adrian Frutiger) によってシャルル・ド・ゴール空港の標識案内看板のためにデザインされたローマ字のサンセリフ体書体。サイン用書体として世界中の空港など交通案内用看板などに用いられているほか、印刷物等でも幅広く利用されている。そのスタイルの美しさから世界中のデザイナーから愛される書体である。遠くから見たときの視認性に優れているとされる。日本では、JR東日本の番線 のフォントとして使われている物である。雑誌や広告、テレビ等でもよく見かける。
エレガントでありながら、明るさと活発さを兼ね備えたスタイルが特徴であり、同じフルティガーによるユニバースよりさらに有機的である。アップル・コンピュータやアドビシステムズがコーポレートフォントとして利用しているミリアド (Myriad) は、この書体をさらに発展させたものだといわれている。
現在、ライノタイプ・ライブラリ社から“Frutiger Next”という、アドリアン・フルティガー自ら全面改刻したFrutigerのコンピュータ用フォントが発売されている。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- タイプフェイス・サンプル (アドビシステムズ)