フレンズ・オブ・アース
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フレンズ・オブ・アース(Friends of Earth、F.O.E)は、元イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)の細野晴臣、元インテリアズの野中英紀を中心に結成された音楽ユニット。メンバーは流動的で、西村麻聡(のちにFENCE OF DEFENSEを結成)、コシミハル、サンディーなどが参加している。
細野のソロアルバム『S・F・X』のアルバムクレジットにF.O.E.の名が登場してから、3枚のミニアルバムを発表して活動を終了するまで、機械的な細かいビートを使ってドライヴ感あふれる音楽を展開。その「オーヴァー・ザ・トップ」(O.T.T.)と表現した音楽は、当時「未来派」と謳い、同じく細分化した過激な音楽を志向した坂本龍一に激しく糾弾された。
『セックス・エナジー・アンド・スター』に収められている、ジェームス・ブラウン(JB)のカヴァー曲「Sex Machine」には、 当のジェームス・ブラウンとメイシオ・パーカーJr.がゲストで参加している。JBの来日公演のオープニング・アクトとして初ライブを敢行したF.O.E.は保守的なJBファンから痛烈な野次と怒号を浴びた。
そんなある日、自身が代官山にて雪で足を滑らせ転倒、骨折したことにより、細野はバンドの終結を観念的に決断した。
[編集] ディスコグラフィー
- 『S・F・X』細野晴臣 with フレンズ・オブ・アース(1984年、テイチク)
- 『フレンド・オア・FOE?』(1985年、テイチク)
- 『デクライン・オブ・O.T.T.』(1986年、テイチク)
- 『セックス・エナジー・アンド・スター』(1986年、テイチク)