ヘンゾ・グレイシー
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ヘンゾ・グレイシー(Renzo Gracie、1967年3月11日 - )は、ブラジル・リオデジャネイロ出身の総合格闘家。ブラジリアン柔術家。身長178cm、体重81kg。
ハウフ・グレイシー及びハイアン・グレイシーの兄。ヒクソン・グレイシーやホイス・グレイシーの従兄弟と報道されることも多いが、実際には「ヒクソン等の従兄弟の孫」である。
柔術家としての活躍は主に1990年代前半となる。1994年から始まったブラジレイロ開催以前、道場対抗戦の機運が盛り上がった1990年代前半に世界で初めて行われたプロ柔術戦。ヘンゾは狂犬と呼ばれるヴァリッジ・イズマイウと闘い、ポイント差により敗れている。
日本初上陸は、PRIDE.1での小路晃との試合である。PRIDE.2で、約50分の死闘の末菊田早苗をフロントチョークで破った試合は隠れた名勝負である。
リングスでのヘンゾvs田村潔司戦は有名。この時は判定で田村に敗れている。
2005年のアブダビコンバットにおいても1回戦で姿を消すなど、全盛期の勢いはなくなってきているが、2006年にはシニアリーグ的なスペシャルマッチをIFLで行い、パット・ミレティッチ、カーロス・ニュートンに連勝、2007年には新興団体ELITE XCでフランク・シャムロックを終始圧倒した上での反則勝ちを収めるなど、勢いを取り戻しつつある。
[編集] 人物
- 好人物で知られるが、昔はハイアンを超えるワルであったようだ。この事はハイアンもヘンゾ本人も認めている。
- PRIDEでの、アレクサンダー大塚戦では、試合前の減量(体重制限有の契約)に苦しんだ大塚に「試合後にチョコレートをプレゼントしてあげるよ」とコメント。勝利した後の大塚の控え室には、約束通りにチョコレートが差し入れされた。これに対して、大塚もお礼を言いにヘンゾの控え室を訪れている。
[編集] 獲得タイトル
- 1993年 ブラジレイロ・マミルシ黒帯ペナ級 優勝
- 1998年、第1回 アブダビコンバット 77kg以下級 優勝
- 2000年、第3回 アブダビコンバット 77kg以下級 優勝
[編集] 外部リンク
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