ベストオブクラシック
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ベストオブクラシックは、NHK FMラジオ放送で平日の原則として19:30~21:10(NHK交響楽団演奏会放送時は19:00~ 後述)に放送されているクラシック音楽番組である。
番組ではクラシック音楽の盟主たちによるコンサート音源を放送するが、毎月主として中~下旬には4~5回を一つのくくりとして海外で行われるクラシックコンサートの音源を各放送機関提供のライブ録音音源を使ってシリーズで放送する。また随時日本各地で公開収録も実施される。
また、NHK交響楽団の演奏会が実施される日には19時に繰り上げて(日曜日は昼間開催のため海外クラシックコンサートの放送枠である15時から)、その演奏会の模様を生中継する(NHKホールやサントリーホールなど)。この場合、19時放送のNHKきょうのニュースは放送休止となる。19:20~21:00での放送時間帯だった2005年度までは状況により放送時間を10分延長する場合があり、この場合後番組の「ミュージックスクエア」は10分遅れで開始し、「名曲スケッチ」は休止となる体制となっていたが、番組自体、毎日21:10で終了するため放送時間延長による変更はなくなった。案内役は山田美也子が担当し、観客としてある著名人の方をゲストに招き、休憩や演奏開始までの合間に2人のトークを交えて放送される。
なお、毎年夏季に行われているヨーロッパのクラシック音楽コンサート(「速報 ヨーロッパ夏の音楽祭(西暦年度)」)と、「日本音楽コンクール本戦会」の模様もこの枠で放送されるが、ベストオブクラシックとは別枠となる(通常の番組体裁とは異なる)ため、期間中は放送休止となる。「速報~」は欧州放送連合に基づく放送のため、放送開始時にEBU共通の開始ファンファーレ(モンテヴェルディ「オルフェオ」のトッカータ)が鳴る。
年2回(1回限りの年もある)海外現代音楽特集が行われる。
番組のオープニングとエンディングにかかる曲は、北爪道夫がこの番組のために作曲したものでCD収録などはされていない。