ベースボールキャップ
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
ベースボールキャップ(Baseball cap)とは、野球の試合の際に選手や監督などが被る、つばの付いた柔らかい帽子である。
ただし、打席に入っているバッターはベースボールキャップの代わりに野球用のヘルメットを使用する。
日本では、野球帽とも呼ばれる。プロ・アマ問わず用いられ、帽子の正面には球団のマークが刺繍やワッペンで施される。寒い時期用のニット帽と暑い時期用のメッシュ帽に大別される。
プロ野球選手仕様と一般に市販されるものは別物だが、各球団のベースボールキャップは市販されているため、プロ野球ファンは応援している球団の帽子を購入する場合が多い。一部の公認ショップでは「プロ仕様」を販売してもいる(後頭部にNPBの指定マーク入り 当然ながら極端に高価)。
日本において1970年代頃までは読売ジャイアンツの野球帽が圧倒的に人気があり、被っている子供も多かったが、1980年代頃から徐々に衰退し始めJリーグが始まった1990年代になると野球帽を被っている子供は少数派となった。
日本人選手がMLBでプレイするようになってからは、メジャーリーグの球団のベースボールキャップも一般的になり、現在では自分の応援している球団以外にも様々なタイプのベースボールキャップをカジュアルに使用する人が多い。
アメリカでは、MLBが認定するニューエラ社のベースボールキャップが一般的である。
またNASAがアポロ計画の頃から作業帽として採用していたことで「アポロキャップ」(Apollo Cap)ともいわれている。