ポチっとな
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「ポチっとな」は、押しスイッチ(ボタン)などを押したことを表すことば。「ポチ」はスイッチを押した音か機械の作動音を表す擬声語である。
アニメなどで登場人物がスイッチを押す際の台詞として使用されることも多い。 スイッチを指で押す所作は非常に小さい動作であり視聴者に伝わりづらいので、動作主にこのような台詞を効果音的に言わせることによって、動作に注目をあつめる働きがある。
また、映像を伴わない小説などの文字作品や音声のみのラジオなどでも同様に有効な表現手段である。
ヤッターマンの悪役、ボヤッキーが使ったことが起源であるが、この台詞はボヤッキーの声優である八奈見乗児のアドリブから生まれたという。またゼンダマンでは紋者博士(声優:宮内幸平)が主にこの台詞を使用している。
余談としてツバサ・クロニクルの第2シリーズ第13話の老人が使用。声優が八奈見乗児であり、「昔メカのプロだった」との台詞は分かる人には分かる的なギャグ(どちらかといえばアドリブ)ネタと思われる。
現在では単なるアニメの一台詞を越えた、幅広い現場(バラエティ番組など)で、一般にもその使用が見受けられる。
[編集] バリエーションと派生
- 「プチュっとな」(「プチュっと!」) 「タイムボカン」のグロッキーが使用。「ブチュっとな」の場合もある
- 「ポチっとな」(「ポチっと!」) 「ヤッターマン」のボヤッキー、「ゼンダマン」の紋者博士、ごく稀に「ヤットデタマン」のジュリー・コケマツ、「怪盗きらめきマン」のヒエールが使用
- 「デボっとな」(「デボっと!」) 「ゼンダマン」のトボッケーが使用
- 「セコっとな」(「セコッと!」) 「タイムパトロール隊オタスケマン」のセコビッチが使用
- 「コケっとな」(「コケっと!」) 「ヤットデタマン」のジュリー・コケマツが使用
- 「コスっとな」(「コスっと!」) 「逆転イッパツマン」のコスイネンが使用
- 「ダサっとな」(「ダサっと!」) 「イタダキマン」のダサイネンが使用
- 「プチっとな」(「プチっと!」) 「怪盗きらめきマン」のヒエールが主に使用
などのバリエーションがある。
- ポチる
- 「ポチる」とは、一部のインターネット利用者の間で使われるインターネットスラングである。「ポチっとな」が派生したものだといわれており、「購入ボタンをポチッと押して買っちゃう」という意味を動詞として表したものである。ウェブ上で通信販売されている商品の購入を確定する行為のこと。
[編集] 関連項目
カテゴリ: 言葉の文化 | タイムボカンシリーズ