マリエトア・タヌマフィリ2世
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マリエトア・タヌマフィリ2世(Malietoa Tanumafili II, 1913年1月4日 - )は、サモアの国家元首に相当する大首長。アピア出身。ニュージーランドのオークランド大学卒業。
1962年1月 - 1963年4月にはトゥプア・タマセセと共に西サモア(現サモア)の共同元首となり、1963年よりサモアの単独元首として大首長の地位に就く。大首長の座は任期5年だが、マリエトア・タヌマフィリ2世に関しては初代元首として終身任期が与えられている。
マリエトアとはサモアの王朝名であり大首長の称号のひとつでもある。父のタヌマフィリ1世と祖父のロウペパも同様の称号を受け継いでいた。
ちなみに大首長という日本語の訳語は、元は大酋長であった。元来、各地の酋長の中から、さらにその上に立つ者として選ばれたのが、大酋長という事からである。しかし現在、酋長という言葉は侮蔑的であるとして用いられなくなり、大酋長も大首長と改められた。