ミモレット
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ミモレット(Mimolette)はチーズの一種。
原料は牛乳だがアナトー色素を使っているので色はオレンジ色。大きさは20cmほどの上下がつぶれたボール状。クレーターのような表面はダニによるものなので、茶色の外皮は削ってから食べる。種別はセミハードチーズ、またはハードチーズに分類される。
若いものは弾力があり、角切りにしてサラダなどに使われたり、薄切りにしてサンドウィッチに挟んだりする。熟成したものはヴィエイユ(Vieille、老成)と呼ばれ、カチカチに硬くなり、切るというよりも割るといった感じになる。
1年以上たつと硬さが増すが、硬くなるほど風味が増すといわれ、特に18ヶ月以上のものは、からすみにたとえられることも多く、日本酒との相性もよい。
原産地はフランス北部フランドル地方だが、製法がエダムチーズと同じことからオランダ原産とする説もある。 起源は17世紀。財務総監のジャン・バティスト・コルベールの採った重商主義政策によりイギリス、オランダ製品に高関税がかけられ、エダムチーズが入ってこなくなったのでその代替品として作られた。
2005年8月に内閣総理大臣の小泉純一郎が、衆議院解散回避の説得に訪れた元内閣総理大臣の森喜朗に振舞い、森が「干からびたチーズ」と称したことで日本では広く知られるようになった。