ムラピ山
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ムラピ山 (インドネシア語: Gunung Merapi) は、インドネシアジャワ島中央部の火山。インドネシアでも最も活動的な火山で、1548年以来68回の噴火をしている。名称は「火の山」の意味。メラピ山とも書かれる。
安山岩質の溶岩ドームが崩落する際に火砕流を起こすことで知られ、メラピ型火砕流と呼ばれる。同様の例としては、雲仙岳がある。
1930年の噴火では約1300人が、1994年の時は60人が犠牲になっている。ジョクジャカルタに非常に近く、数千人が火山の中腹に住んでいる。標高1700mの地点にさえ村がある。この火山は危険の観点から居住地を困らせており、国際火山学地球内部化学会から特定16火山 (Decade Volcanoes) のひとつに指定されている。2006年5月より、火山活動が活発になり、5月13日に、避難勧告が発令され、15日には、大規模な火砕流が起こった。
スマトラ島中部にも同名の火山がある。
標高2,914m、南緯7度32分30秒東経110度26分30秒。