メキシコ連邦区
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メキシコ連邦区(Distrito Federal、D.F.)は、メキシコの首都が置かれメキシコ最大の都市であるメキシコシティーを統治する行政機関で、州には属さない独立した連邦直轄地。連邦区の行政の長は大統領によって指名される。
連邦区は、1824年に、当時のメキシコシティーと周辺の自治体を範囲として誕生。1928年には連邦区内にあった自治体を廃止し連邦政府による一体的な統治を実現した。現在では、自治体としてのメキシコシティーは存在せず、連邦区の範囲全体を指してメキシコシティーと呼ばれている。
2000年国勢調査によると、人口は8,591,000人。面積は1,479km2。 周囲は、西北東の3方をメヒコ州に囲まれ、南にモレロス州と隣接する。