メルダーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
メルダーズ (Mölders, D186) は、西ドイツ初のミサイル駆逐艦であるリュッチェンス級の二番艦。1969年9月竣工。リュッチェンス級の艦名は第二次世界大戦中のドイツ国防軍の有名な軍人の名前から取られている。アメリカ合衆国のチャールズ・F・アダムス級ミサイル駆逐艦をタイプシップとしたターターシステム塔載艦で、長らくドイツ艦隊の防空の任にあったが、ザクセン級と交代する形で2005年中にも退役の予定。
ヴィルヘルム・メルダースは、森薫の漫画『エマ』に登場する、架空の人物。貿易商で、ドイツからイギリスはヨークシャー州ハワースに移り住んできた。主人公エマをハウスメイドとして雇い入れる。
メルダーズは、テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』に登場する、架空の人物。暗黒星団帝国マゼラン方面総司令官。
謎の支配者グレートエンペラーの忠実な部下で、マゼラン方面第一艦隊司令官デーダーの上司。水色の皮膚で、細面で頭髪がない。デスラー砲がゴルバに効かなかった時の高笑いと「そんな石ころのようなエネルギー弾がこのゴルバに通用するとでも思っているのか」は、暗黒星団帝国の計り知れない武力を想像させた彼の最も印象深いセリフである。デスラーの我が身をも厭わぬ犠牲的な突入により、巨大な砲門を閉鎖することが出来なくなり、デスラーの「私ごと撃て!」の叫びのもと、あわやヤマトの波動砲攻撃を受けるか・・・と思われたが、とうとう引き金を引けなかった古代の躊躇の一瞬、スターシャからの停戦の懇願とイスカンダリウム譲渡の申し入れに戦闘態勢を解除。イスカンダルへの降下着陸中にイスカンダルは自爆。蒼白な面持ちで見守るヤマト乗務員と、嘆きの悲鳴を上げるデスラーの目前で、彼は乗艦ゴルバごと吹き飛び、宇宙の藻屑と消え去った。