モエレ沼
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モエレ沼(モエレぬま)は、北海道札幌市東区丘珠町にある沼である。
[編集] 概要
もとはゴミの埋め立て地であったが、彫刻家のイサム・ノグチの設計によるモエレ沼公園として整備された。水面標高5m、面積0.24km2。
沼は南西に口を開いた「つ」の字形をしている。口を開いた部分を雁来新川が流れるので、この川と沼に囲まれた地区は水に囲まれた地勢となる。モエレ沼は東の端でこの雁来新川から水を取り入れ、西の端で合流する。合流点から川下は、篠路新川と呼ばれる。よってモエレ沼は流速の遅い川とみなせなくもない。その場合、川の長さは約5kmである。
沼と川で囲まれた地区の大部分は、モエレ沼公園になっている。その中心は設計者イサム・ノグチの着想をふんだんに盛り込んだ人工的な公園だが、沼の岸では自然環境の保全が重視されている。その分モエレ沼そのものは目立たない。
周辺は札幌市街の縁辺にあたり、西・南・東側の一部が住宅地で、西には丘珠鉄工団地もある。南西にはサッポロさとらんどという公園がある。その他は農地である。
[編集] 橋
- 清風橋
- 水郷東大橋
- 水郷西大橋