モンバサ
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モンバサ(Mombasa)は、アフリカ、ケニア共和国海岸州のモンバサ島にある都市。かつてはアラブ人との交易で栄えた地域で、イスラム教徒が多く住む。
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[編集] 地勢・産業
ケニア第二の人口をもつ同国最大の港湾都市。近隣の都市としては、約100キロ北東にマリンディ、130キロ南西にタンザニアのタンガが位置している。
[編集] 歴史
ムスリム商人の活動が盛んになるにつれ、インド洋交易の拠点の一つとして栄えた。14世紀には、イブン・バットゥータもこの街に訪れている。15世紀末よりポルトガルが進出し、現地勢力とポルトガルの抗争が続いた。18世紀半ばには、アラビア半島南部で勢力を伸ばしていたオマーンが、ポルトガル勢力をモンバサから駆逐した。19世紀になると、イギリスの支配下におかれ、イギリス領東アフリカの重要な外港となった。1896年よりウガンダに向かって鉄道敷設が始まり、1901年にはビクトリア湖付近のキスムまで、1931年にはカンパラにまで開通した。