ランドローバー
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ランドローバー (英: Land Rover)は、英国基盤のオフロード4WDの自動車メーカーである。ブリティッシュ・レイランドへの統合以降、オースチン・ローバー、BAe、BMWと、親会社や株主が目まぐるしく変わる中、地道にに四輪駆動車を作り続け、現在はフォード・モーター傘下にある。
[編集] 概要
ランドローバーを代表する車種には、ディフェンダーとレンジローバーがある。その他、ディスカバリー、ディスカバリースポーツ、フリーランダーが生産、販売されている。
キャメルトロフィー世界大会に、第1回を除いて採用されていた。 ランドローバー社はレンジローバーやディスカバリーを生産する英国の自動車メーカーだが、ランドローバーは、1991年までは、現行車種名でディフェンダーと称される車の名称だった。ランドローバーの試作車が誕生したのは第二次世界大戦後の1947年。農業などの作業用途を考慮して、ステアリングホイールは中央に配置された(欧州市場を狙って、運転席を左右どちらにするか迷った挙句、試作車のステアリングホイールは中央に位置することになった という説もある。)。
ランドローバーはそのホイールベース長によって、88・109などと車種を区別していた。1986年にはレンジローバーが採用するフルタイムトランスファーやコイルサスペンションを流用し、これに伴ってホイールベースが92.5インチ、110インチに延長され、夫々90・110と呼ばれた。また、さらにホイールベースが長いピックアップトラックの130もある。エンジンはディーゼルとガソリンの二種類。ラダーフレームにアルミボディを載せた構造は、外観からは想像できないほど低重心で、傾斜安定性にも寄与している。
かつて、白洲次郎がダム建設計画の下見のためにわざわざ英国から輸入させた逸話は、よく知られている。高速道路巡航から極悪路の走破まで、幅広く高い走行性能を持ち、イギリス軍の軍用車として、或いは、僻地の足として、世界中で活躍しているのがランドローバー(現ディフェンダー)である。
[編集] 主な車種
- レンジローバー
- フリーランダー
- ディフェンダー
- ディスカバリー
- レンジローバースポーツ
- ウルフ - 一般発売なし
[編集] 外部リンク
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