ランド (ドイツ)
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性別 | 牡 |
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毛色 | 鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1990年1月23日 |
死没 | (現役種牡馬) |
父 | アカテナンゴ |
母 | ラウレア |
生産 | イットリンゲン牧場 |
生国 | 西ドイツ |
馬主 | イットリンゲン牧場 |
調教師 | H.イエンチ |
競走成績 | 23戦10勝 |
獲得賞金 | 3,076,254ドル換算 |
ランド(Lando)はドイツの競走馬。1993年ドイチェスダービー、1995年ジャパンカップに勝った。現在は種牡馬として活躍中である。
目次 |
[編集] 戦績
ランドは父にドイチェスダービー馬アカテナンゴ、母にラウレアをもつ。ドイツ、イタリアでは1993年ドイチェスダービー、1993,94年バーデン大賞、1995年ミラノ大賞典などに勝ち、19戦9勝の成績を残していたが、未だそれ以外の国での勝ち鞍はなかった。ちなみにドイチェスダービーではそれまでのレコードを1.6秒短縮し、親子3代ドイチェスダービー制覇の快挙を達成している。ただ、ムラな所があり、GII、GIIIでもあっさり負けてしまうためこの年の年度代表馬はモンズーン(Monsun)に奪われた。翌年の1994年と1995年はドイツ年度代表馬に選出されている。
1995年の秋には、凱旋門賞4着、ブリーダーズカップ・ターフ12着の後、当時日本でも短期免許を取得していた主戦騎手のM.ロバーツでの助言で日本のジャパンカップへ参戦した。三冠馬ナリタブライアンが出走していたが、ナリタブライアンは調子を取り戻せず6着に敗退。ランドは粘るタイキブリザードを交わし、ヒシアマゾンの追撃も問題にせず、見事1着で引退レースを飾った。
[編集] 引退後
引退後は母国ドイツで種牡馬入り。現在までにパオリニ(Paolini、ドバイデューティーフリー、ミラノ大賞典)、 エパロ(Epalo、シンガポール航空インターナショナルカップ)等を輩出し順調なスタートを切っている。2005年はフランスで供用された。父系は7代もドイツで活躍馬を輩出したドイツ土着の血統であり、今後の活躍が期待される。
[編集] 評価
[編集] 年度別成績
- 1992年(3戦2勝)
- 1993年(6戦2勝) - ドイチェスダービー、バーデン大賞
- 1994年(7戦3勝) - ジョッキークラブ大賞、バーデン大賞(連覇)、ハンザ賞
- 1995年(7戦3勝) - ミラノ大賞典、メルフィンク銀行賞、ジャパンカップ
[編集] 年度代表馬
- 1993年 - 独年度代表馬部門受賞
- 1994年 - 独年度代表馬部門受賞
[編集] 血統表
ランドの血統 (ダークロナルド系/Literat(Liberty)3×3=25%) | |||
父
Acatenango 1982 栗毛 |
Surumu 1974 栗毛 |
Literat | Birkhahn |
Lis | |||
Surama | Reliance | ||
Suncourt | |||
Aggravate 1966 鹿毛 |
Aggressor | Combat | |
Phaetonia | |||
Raven Locks | Mr.Jinks | ||
Gentlemen's Relish | |||
母
Laurea 1983 鹿毛 |
Sharpman 1976 栗毛 |
Sharpen Up | *エタン |
Rocchetta | |||
Miss Manon | *ボンモー | ||
Miss Molly | |||
Licata 1973 鹿毛 |
Dschingis Khan | Tamerlane | |
Donna Diana | |||
Liberty | Birkhahn | ||
Lis F-No.7-b |
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