リンク・インターナショナル
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株式会社リンク・インターナショナルは、日本でアパレルブランド「セオリー」を展開する株式会社。株式会社リンク・セオリー・ホールディングスの完全子会社。株式会社リンク・セオリー・ホールディングスは、株式会社ファーストリテイリングの持分法適用会社のため、事実上の傘下企業。
1997年アメリカで設立された「セオリー」を、1998年から輸入開始。2000年には、セオリー社(アメリカ)とライセンス契約を締結。
2003年9月、株式会社ファーストリテイリングと共同で、セオリーブランドを買収。セオリー社(アメリカ)を傘下におさめると共に、日本国内事業は新会社の「株式会社リンク・インターナショナル」に移管。旧リンク・インターナショナルは、「株式会社リンク・ホールディングス」になっている。
2005年2月1日、親会社「株式会社リンク・ホールディングス」は、「株式会社リンク・セオリー・ホールディングス」に社名変更。2005年6月9日、東証マザーズに上場している。
[編集] セオリーの買収スキーム
- 株式会社ファーストリテイリング(44.5%)、株式会社リンク・インターナショナル(44.5%)、アンドリュー・ローゼン(セオリー代表)(11%)の三者の共同出資で、L&F Holdingsを設立。L&F HoldingsがTheory LLCの株式をすべて取得。
- 株式会社リンク・インターナショナルが第三者割当増資を実施し、株式会社ファーストリテイリングが株式会社リンク・インターナショナルの株式47.1%を取得して、事実上傘下におさめる。同時に、株式会社ファーストリテイリングが保有しているL&F Holdingsの株式をすべて株式会社リンク・インターナショナルに譲渡。株式会社リンク・インターナショナルが保有するL&F Holdings株式は89%になる。
- L&F Holdingsが株式会社Theory Holdings Inc.に社名変更。
- 株式会社リンク・インターナショナルは、社名を「株式会社リンク・ホールディングス」(現・株式会社リンク・セオリー・ホールディングス)にするとともに、新「株式会社リンク・インターナショナル」を設立し、持株会社になる。
株式会社ファーストリテイリングが直接買収しないのは、同社がユニクロを展開し低価格のイメージが強いことから、セオリーのブランドイメージに悪影響を与えないため。