リーダー
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リーダーとは、
リーダーとは、集団を代表し、統率する存在をいう。通常は人間の集団を代表し、統率する人間について言われるが、特定の商品やサービスの価格を実質的に決める企業や店舗のことを「プライスリーダー」と呼ぶことがあり、そのような場合には企業や店舗のような個人ではない存在を「リーダー」と呼んでいることになる。
[編集] 呼称
「会社」のリーダーである「社長」など、法令の定めに基づいて存在する集団のリーダーについてはそれぞれ法令の定めによる呼称が存在する場合が多く、通常は「リーダー」という呼び方より法令の定めている呼称が使用される。また伝統などの制度的背景があって存在する集団のリーダーについては通常それぞれの制度的背景に基づく固有の称号が存在することがあり、そのような場合には法令の定めより優先して伝統に基づく称号で呼ばれることがある。(例:大学の長は通常「学長」と呼ばれるが、一部の国立大学などでは「総長」、慶應義塾大学では「塾長」と呼ばれている、銀行の場合には通常「社長」ではなく「頭取」と呼ばれるなど。)
[編集] リーダー論
リーダーは、よい意味でも悪い意味でもメンバーの中で集団に対して最も大きな(時として圧倒的な)影響力を持つことから、リーダーはどのようにあるべきか、どのような人物がリーダーとしてふさわしいのか、どのような行動や発言がリーダーとして望ましいか、あるいは望ましくないかといったことについてさまざまな議論がなされてきた。このような議論は「リーダー論」または「リーダーシップ論」などと呼ばれ、社会学、政治学、心理学などの学問的裏付けのあるものから個人的な経験に基づいて論じたものまでさまざまなものが存在し、ビジネス書においては一大ジャンルにもなっている。
[編集] 芸能界におけるグループのリーダー
芸能界において活動するグループにもリーダーが存在する。あえてリーダーを置いていないことを明らかにしているグループやリーダーが存在するのかどうか明らかにされていないグループも存在する。 芸能界においては「リーダー」という名称が正式な地位の名称でありかつ呼称であることが多いが、大川興業における総裁、安田大サーカスにおける団長など、独特の名称を持つ場合も存在する。