レンチナン
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レンチナン(Lentinan)とは、抗悪性腫瘍剤の一種。シイタケの子実体より抽出した多糖体を精製した物質である。商品名レンチナン、レナカット。静注又は、点滴静注で用いる。
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[編集] 効能・効果
手術不能又は再発胃癌患者におけるテガフール経口投与との併用による生存期間の延長。単独投与での効果は乏しい。
[編集] 副作用
重大な副作用としてショック。他に悪心・嘔吐、胸部圧迫感など。
[編集] 作用機序
マクロファージ、T細胞、NK細胞に作用し、免疫力を増強し抗腫瘍効果をあらわす。本剤が直接的に腫瘍細胞を攻撃するものではない。