ロストック音楽・演劇大学
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ロストック音楽・演劇大学(独称:Hochschule für Musik und Theater Rostock)はドイツ連邦共和国、メクレンブルク=フォアポンメルン州ロストック市に所在する州立大学の一つであり、ドイツ国内に23校ある州立音楽大学の一つ。
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[編集] 概観
ヨーロッパ全土において人気の高い教育機関の一つとして、全世界38カ国から集まった約500名の学生が学んでおり、年間250回以上に及ぶ公演が行われている。
[編集] 沿革
- 音楽学科:1947年、作曲家Rudolf Wagner-Régenyにより音楽・舞踊大学として設立される。後にベルリン ハンス・アイスラー音楽大学の分校となる。
- 演劇学科:ロストック演劇学校として1968年に設立される。1980年よりベルリン エルンスト・ブッシュ演劇大学の付属校となる。
- 1994年、Prof.Wilfrid Jochims(元ケルン音楽大学教授)の設立学長としての働きかけにより両校を統合、ロストック音楽・演劇大学として設立される。
- 2001年4月、二つに別れていた学舎を現在地に統合。
- 2004年6月、Prof.Christfried Göckeritz学長就任。
[編集] 学科構成
- 音楽学科
- 音楽学と音楽教育学科
- 演劇学科
[編集] キャンパス
- St.Katharinenstift(ザンクト・カタリーネンシュティフト:聖カタリーナ修道院)
1223年にカトリックのフランシスコ会修道士によりこの修道院の建築が始まる。宗教改革の折、修道士たちはここからいなくなり、そのときより聖カタリーナ修道院は救貧院として利用された。 1677年に街全体を襲った大火によりほぼ全壊の被害を受けるも、内陣の建物と身廊の壁だけが少し残った。数年後、人々はそこを孤児院、刑務所、野戦病院、精神病院として使用し、最終的には1990年まで老人ホームとして使用されていた。 1995年かつての聖カタリーナ修道院を音楽・演劇大学へ改築することが決定する。3年の歳月がかけられ、旧建物内部はリフォームされ、新しい建物も増築された。設計を担当したBraun&Voigt建築事務所による根本原理は、『新しいものと古いものを互いに混ぜ合わせない』というものだった。 2001年4月に完成。中庭は野外での催し物に対応できるようになり、かつての食堂はオルガンザール(オルガンホール)へ、そして広大なゴシック様式による寄宿舎は室内楽ホールへと改築された。また図書館には、世間離れした空間と十分な書斎が丸天井を備えるかつての懺悔の間に作られており、集中するには理想の場である。 ロストック音楽・演劇大学は、St.Katharinensaal(ザンクト・カタリーネンザール)という、格納式オーケストラ迫り、照明装置、デジタル録音スタジオ等を備えたフル装備の音楽ホールを有し、ドイツ国内でも比類ない存在である。 この修道院の改修はロストックの旧市街にとって、またロストック音楽・演劇大学にとっての新しい故郷・誇りとして、大きな成果を挙げている。
[編集] 所在地
Beim St.Katharinenstift 8・18055 Rostock,Germany